胃拡張/胃捻転

ノミ

予防接種

嘔吐や下痢

駆虫剤

獣医師に相談する時とは

遺伝の問題

一般的なケア

ダルメシアンはいくつか気を付けなくてはいけない病気がありますが、概ね健康で丈夫な犬種です。バランスの取れた食餌と日常的な運動、そして定期的なワクチンの予防接種と、獣医との連携による健康管理によって長生きをするでしょう。しかし飼い主が自分のダルの健康状態を常に最良の状態に維持していく為には、一般的な犬の病気と寄生虫に関して、しっかりと認識しておく必要があります。

胃拡張/胃捻転

胃拡張は食事の直後に、時々中型犬におきます。胃が膨れガスがたまり、さらに充満が激しくなると胃の入り口と出口が捻じれてしまい、胃は拡張したままになります。激しい痛みを伴う為、呼吸困難に陥り、吐こうとして吐けない状態にある可能性があります。これは緊急事態であり、数秒の処置の遅れが致命的な結果を招きかねないので、緊急に獣医師の助けを求めなくてはいけません

何故起こるのかのは明確には分かっていませんが、乾燥フードの後に十分な水分を摂らなかったり、食後すぐに激しい運動をしたり、また多すぎる食餌や多くの食物と空気を一緒に摂りすぎる(がつがつと急いで食べたりする)など、これらすべてに可能性があるので注意が必要です。食事中は傍にいて見ているのが理想ですが、そうできない場合は食後の様子をチェックしてあげましょう。

予防策として、乾燥フードはスープ、もしくは水にしばらく浸したものをあげる、食事の皿は台の上におき食物と一緒に空気が入りにくくする、食事は散歩の後にあげるなどの工夫をしましょう。

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ノミ

ノミはダルメシアンのコートでは良く目立ちますが、はっきりと見えない場合でも定期的に抗ノミのケアをする必要があります。特に夏の期間は重要で、抗ノミ剤のスプレー、スポット滴下薬、シャンプーを使って効果的に予防が出来ます。ノミはカーペットや寝具(家が暖房によって暖められている場合は特に)にいるので、こまめに犬の寝具を洗い、またベッド周辺を特に念入りに掃除機をかけましょう。ノミは他の寄生虫の温床にもなりますから、駆除する必要があります。

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予防接種

犬の世界には、感染すると死亡率の高い怖い病気がまだたくさんあります。仔犬の最初の予防接種は約1年間、抗体を維持しますが、1年過ぎると低下してしまうので、持続的に毎年予防接種をする必要があります。病気によっては地域性があるので、獣医の指示に従って予防注射をしましょう。1年に1回の予防接種で、あなたのダルを多くの病気から救う事が出来ます

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嘔吐や下痢

あなたのダルが軟便や嘔吐を繰り返す場合(草を食べて胆汁を吐き出させている場合を除く)は、24時間食事を与えないで湯ざましだけを飲ませ(ミルクは与えてはいけません)、その後で少量の食餌をあげましょう。多くの場合、こうする事で問題が解決します。

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駆虫剤

あなたが仔犬を買う前に、仔犬はしっかりと駆虫されている筈ですが、環境の変化によってふたたび寄生する事があります。仔犬が来てから2週間したら駆虫剤を与え、さらに2週間後にもう一度与えると良いでしょう。その後は獣医師の指示に従って、定期的に適量を与えて管理しましょう。

体重により投与量が異なって来ますから、必ず獣医師の指示に従ってください。ドロンタールの場合3ヶ月おきに投与しますが、繁殖を計画中のメスに関しては、念のため事前に獣医に相談した方が良いでしょう。

寄生虫には一般的に次の3タイプがあります。

回虫

もっとも一般的な寄生虫で、仔犬は母犬の母乳、もしくは胎盤を通しての母子感染、また土壌からの感染、感染犬との接触、感染犬からの排泄物に触れるなどが原因で感染します。回虫は9-18センチの長さの白いスパゲッティのようで、通常は便に混ざって排出されます。

条虫(サナダムシ)

通常は検便で発見されず、寝床などに白い米粒状のものが見つかるケースが多いです。特殊なケースとしては肛門から白いひも状のものが垂れ下がっているケースもあります。ノミを媒介として感染するので、ノミの駆除も重要です。

鉤虫

このタイプは感染犬の糞便に接触をする事で感染しやすいので、他の犬の糞に近づけさせないようにしましょう。

人への感染の可能性があるので、特に子供への感染には気を付けなくてはいけません。定期的な駆虫薬で愛犬を感染から守り、そして子供には犬と接した後には手を洗うなどの衛生管理を教える事が大切です。

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獣医師に相談する時とは

1. 体重が急激に減った場合。
2. 上記の処置をしても嘔吐、または下痢が止まらない場合。特に血便が見られる場合。
3. 1日以上食べ物を拒絶した場合。(ダルメシアンは何の理由もなく食べ物を拒絶したりはしない)
4. ペニス、もしくは膣から出血している場合(ヒート時以外で)。
5. 数日経っても跛行が治らない場合。
6. 水を極端に多く飲む場合(非常に暑い日を除く)。
7. 口や歯茎からの出血、特に呼吸が非常に早く、臭い場合。
8. 挙動に著しい変化がある場合。

もしあなたが何か問題があると感じたなら、あなたのダルは医学書なんか読んでいないし、苦痛を声にして言えない事を常に思い出しましょう。そしてあなたの愛犬の症状や反応が、医学書に記載されていない場合があります。あなたがおかしいなと感じたり、あるいは本能的に危険と察知した時には、それを否定しない事です。あなたのその感覚こそが、大事な愛犬の苦痛を早く取り除ける事に繋がるかも知れません。

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遺伝の問題

残念ながら高齢化によって、癌の発症率は高くなってきています。そして遺伝も影響しているようです。外科療法、化学治療や放射線治療などの治療法がありますが、回復の見込みのない時には、安楽死も含めて苦痛を除く治療を考慮する事も必要でしょう。

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難聴

ダルメシアンは他のどんな犬種よりも、聴覚障害の割合が高い事で知られています。聴覚障害を持つ犬種は37犬種ありますが、研究によるとダルメシアンの仔犬の約25%が影響を受けると言われています。聴覚障害を持つダルメシアンは繁殖に使うべきではありません
LinkIconさらに詳しく

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眼窩内反

他の幾つかの犬種と違い、ダルメシアンはいかなる眼科的な問題を持ってはいませんが、片方、もしくは両方のまぶたが内側に巻きこむ眼窩内反症は発生する事があります。まつ毛が目に当り逆さまつ毛状態となり、目を刺激するので炎症を起こし角膜炎、結膜炎に罹りやすくなり、大変な痛みを伴います。もしあなたのダルが目やにや涙を流しているのに気付いた場合、獣医師に相談してください。多くが先天的な構造上の異常ですので、治療は手術による整形となります。しかし眼窩内反や他の目の問題を持っているダルは、繁殖に使用してはいけません

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股関節形成不全

骨盤のくぼみと大腿骨の頭がうまくはまらず、関節が完全にはずれたり、はずれそうな状態を股関節形成不全といいます。犬の股関節形成不全にかかると、腰を振るようにして歩く、足を痛がる、足を引きずる、元気がなく運動を嫌うなどの症状が現れます。そのほかに、走るときにうさぎ跳びのように後ろ足で同時に地面を蹴る、階段の昇り降りを嫌うなどの症状が見られ、このような症状は、早ければ生後4カ月頃から現れます。原因の7割は、先天的に骨の発育に異常があることで、3割が環境的な要因といわれています。成長途上の股関節に大きな負担をかけることも発症の原因となるので、子犬期に食事を与えすぎて肥満させない、滑りやすい路面で過度の運動をさせない、成長期に階段を上り下りさせ過ぎない事が重要です。
股関節形成不全の診断の為にはX線検査が行われます。検査によって異常が発見された場合、繁殖に使用してはいけません。

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尿路結石

尿道結石はダルメシアンの特異的な病気と言われています。ダルは尿酸を分解する酵素ウリカーゼを持たない為、たんぱく質を正しく吸収できず結石が出来る可能性があります。症状が軽い場合は、食事療法と十分な水分補給によってコントロールできます。あなたのダルが排尿困難だったり、血尿が見られる場合は、尿を採取して獣医師の検査を受けましょう。マーキングの為に排尿の量をコントロールするオスの方が、メスよりも罹りやすいので気をつけましょう。最も大事なのは、適度な運動により排尿を促す事と、食事の管理です。発症しやすい血統は、繁殖には使わないようにしましょう
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