あなたの仔犬を迎えに行きましょう

家に着いたとき

家族の紹介

初めての食事

初めての夜

幼児とダルメシアン

最初の数週間


あなたの仔犬を迎えに行きましょう


うまくいけば、あなたの仔犬を迎えに行くのに長い旅行をしなくても済むかも知れませんが、たとえ距離があっても仔犬の寝る時間には新しい家に着いているようにしましょう。旅行をより簡単にするよう、以下のものを用意しましょう。

1. 仔犬がどんな粗相をしても大丈夫なように、掃除用に新聞紙か、ペットシーツを用意しましょう。

2. 一枚以上の大きめの古タオル。仔犬は涎を垂らしたり、車に酔って吐いたりするかもしれません。

3. 大きめのゴミ袋。

4. 水と水用のボウル。これは長旅の場合や暑い時にだけ必要です。


もし2人で仔犬を迎えに行けたら、ひとりが必要に応じて仔犬を抱いてあげられるのでより簡単です。大勢の人、特に幼い子供を連れて行かないでください。これは仔犬の生涯においても、最もストレスのかかる大事件です、できるだけ負担のないようにしてあげましょう。ブリーダーから仔犬を引き取る手配をする際には、食事をあげてないか確認してください。食後だと移動中に具合が悪くなる可能性が高くなります。

仔犬に安心感を与える為にタオルか毛布にくるんで、膝の上に乗せて旅行するのもいいでしょう。ステーションワゴン、バンまたはハッチバックの車なら、後部に仔犬を乗せる事も出来ますが、もし道がカーブが多いようだと、後部の比較的広いところでは、仔犬は端から端に振られる可能性があるので危険だという事を、認識しておいてください。もし仔犬を後部に乗せるつもりなら、仔犬が気持ちよく横たわれる柔らかめのベッドを用意して、仔犬に怪我をさせたり痛い思いをさせたりしないように、後部には何も置かないようにしましょう。ひどく転んで怪我をする危険性が高いので、座席の上で仔犬を自由に座らせてはいけません。これがケージを使用する利点です。

もし長い旅行なら仔犬が安心して用が足せるように、底に紙かトイレシートを敷いた段ボール箱を用意すると良いでしょう。他の犬からのビールスに感染する危険がありますから、仔犬はまだ直接地面に足を付けさせてはいけません。



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家に着いた時


家に着いた時に仔犬が、いきなり大勢の人によって圧倒させられない事(特に興奮している子供)が、最も重要です。仔犬をどこか静かな場所に連れて行って、新聞紙かトイレシートを敷いた段ボール箱に入れてあげましょう。用足しをするとホッと一息、落ち着いてくるはずです。喉が渇いているといけないので、お水かミルクを少しあげましょう。ただし、この時点ではまだ食事をあげようとしてはいけません。

あなたの仔犬は初めての出来事すべてに驚き、混乱するでしょう。仔犬は今まで安全を意味した彼の家、家族、そして全ての過去から切り離されて、今自分が知らない人ばかりの奇妙な環境に、たったひとりで置かれたのだという事が解ってきます。仔犬は本能から、何処かに隠れようとするかもしれません。もしそういう行動に出たら、暫くそっとしてあげましょう。やがて危険が全くないとわかった時、仔犬は自分から出てくるでしょう。仔犬は好奇心が信じられないほど強いですから、すぐに部屋をあちこち探検し始めるでしょう。

初めのうちはもしかすると、歩き回るというよりはむしろ這い回って、ためらっているように見えるかも知れません。でも心配はいりません、とてもノーマルな行動です。あなたの仔犬はすぐに自信を得て、通常の行動に戻るでしょう。出来るだけ静かに見守ってあげましょう、―あまりにも大きな音や大勢の人は仔犬を怯えさせてしまいます―、新しい経験、場所、家族との触れ合い、仔犬にマイペースでやらせましょう。そして、仔犬が彼の新しいベッドとその環境に馴染んでいきやすいようにしてあげましょう。




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家族の紹介


仔犬が落ち着いた雰囲気をどんなに必要としているのかは、幼児にはなかなか理解出ません。とても残念に感じるでしょうけども、仔犬が家に到着する時には、幼児をしばらく外出するようにアレンジした方が良いでしょう。そうすればあなたの仔犬は興奮した子供に出会う前に、既に家に馴染んでいるでしょう。仔犬にとって人間が途方もなく大きく見える事を忘れてはいけません。まず最初はあなたが仔犬のサイズになることが重要です、つまり仔犬が近づいて来やすいように、腰を屈めて小さくなり、いきなり大きいまま近づかない事です。

もし既に先住犬がいる場合、最初の段階に十分な注意を払いさえすれば、恐らくたいした問題はないでしょう。最も良い方法はいきなり先住犬に会わせずに、仔犬が徐々に環境に慣れるのを待ってからにする事です。もしかのトラブルをコントロールできるよう、最初は先住犬にリードを付けておくのがいいかも知れません。仔犬と先住犬は自然な雰囲気で会わせて下さい、決して強制したりしないように。そして先住犬の前で仔犬を可愛がりすぎて嫉妬をおこさせたりしないよう、十分に配慮してあげましょう。先住犬にとって、仔犬はあくまでも侵入者なのですから。

DSCF0657.JPG仔犬は先住犬からいろんな事を学びます。先住犬が危険を伴う攻撃をしなければ、静かに見守っていましょう。先住犬は不平の唸り声をあげたりするでしょう。そして仔犬を後ろへ転がしたりするかもしれません。でも慌てる事はありません、これは先住犬が仔犬に誰がボスかを教えているのです。仔犬は先住犬に従わなくてはいけません。一緒に遊び始める前に、最初は匂いを嗅いだり舐めたりするでしょう。時々成犬は“侵入者”に対し、強い反発を示す事があります。もしそう言う事が起きたなら、2匹を引き離しましょう。そしてそういう行為をあなたが決して許さない事を、先住犬に理解させましょう。それから2匹をもう一度引き合わせてください。ただし、仔犬が先住犬や家族に対し何ら脅威を与えるものではないのだという事を、先住犬がしっかり理解するまでは常にしっかり監督していましょう。奇妙に思えるかも知れませんが、先住犬の中には仔犬を恐れている場合があるのです。

時おり、全く異なった方法で仔犬に接する成犬がいます。仔犬が存在しているのを、まして同じ家庭内に一緒に暮らしているのを認めたくない為に、最初の引き合わせの後、先住犬は仔犬の存在を無視し続けます。仔犬が部屋に入ってきた時に出ていったり、仔犬に背を向けたり、見ようともしない事があります。このように数日間(中には数週間)仔犬の存在を受け入れる心構えに時間がかかる場合がありますが、その後は問題ありません。


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初めての食事


あなたの仔犬は家が変わるので、食事を抜かしたかもしれませんが、これは少しも問題ありません。 あなたの家での最初の食事の時、食べたがらないから不足分を補おうとしてダブルで食事を与えたりしないようにしましょう。ときには、これが胃の調子を悪くする事になります。ブリーダーの食事メニューによって提案された、正常な食事と量を食べさせてください。

仔犬のベッドが何処にあるかを教え、そしてそこが居心地の良い空間であると仔犬に感じさせる事は、とても重要なポイントです。そして仔犬が食べている間は、絶対に不安感を抱かせないようにしましょう。あなたの仔犬は食べたがらないかもしれませんが、そんなに心配する事はないかもしれません、ちょっとしたホームシックに罹ってしまっているだけかも。次の食事の時間には正常な食欲に戻っているでしょう。欲しがるようなら清潔で新鮮な冷たいお水をあげましょう。お水は常に欠かさず、特に暑い時期には、新鮮な冷たいものをたっぷり用意しましょう。




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初めての夜


仔犬が到着する時には、あなたは既に何処に寝かせるかを決め、ベッドを用意しておくべきです。もしあなたがブリーダーの犬舎に毛布やタオルを持ち込み、匂い付けをしておいたり、ブリーダーからそういったものの一部を譲ってもらったりすると、仔犬があなたの家にやって来た時には、その馴染み深い家族の匂いにすり寄って、何かと慰められているのが分かるでしょう。

最初の夜があなたの仔犬に大きなトラウマを残す場合もあります。それは恐らく、初めて独りになった初めての夜であり、温かさと他の仔犬たちとの共同生活を失ったからでしょう。この問題を解決するための方法がいくつかあります。

1. 仔犬の箱の底に湯たんぽ(ペットボトルにお湯を入れたもので構いません。お湯は熱すぎないように!)を置きましょう。噛み砕かれたりしないように、しっかり布で包んで上からブリーダーから貰った毛布をかけます。温かさと他の仔犬たちの匂いが安心を与えます。
2. ベッドの傍に時計を置きましょう。時計のチクタクという音が、母犬の心臓の音を思い起こさせ、仔犬を慰めると言われています。
3. 幾晩かラジオを低くして掛けておくと、仔犬がひとりじゃないと感じる手助けになるかもしれません。

7-08 068.JPG初めての夜、仔犬は母親や兄弟が恋しくて泣くかもしれません。 でも、すぐに新しい環境に適応していくでしょう。仔犬をベッドに寝かせつけ一人にすると、泣いたり吠えたり、遠吠えしたりするかもしれませんが、これは彼がとても孤独だと感じ、打ち捨てられたような気持になっているのです。あなたの仔犬がとても悲しみに苦しんでいるようなら、様子を見に行ってあげましょう。そして優しく声をかけて安心させ、少しミルクをあげたりしてからベッドに戻してあげましょう。ただし、最初の幾晩かが過ぎたら、その後は頻繁に見に行くのはやめましょう、さもないと仔犬に良い習慣をつけさせる事ができません。

いつもそこで寝かせるつもりでもないのに、仔犬が落ち着くまでと、仔犬をあなたの部屋に連れていく事は良い方法ではありません。この幾晩かの夜、あなたの仔犬が泣くという事、これこそがまさしく新しい家と日常に慣れるためのステップなのです。




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幼児とダルメシアン


yuri-karin 057.JPGダルメシアンの仔犬には学ぶ事がたくさんあります。まず首輪とリードに慣れさせましょう。幼児は仔犬に対する正しい作法を覚えなくてはいけません。仔犬は新しいおもちゃではないのです!
子供たちは犬が眠っているとき、特に仔犬からジュニアの時期(そして老犬、つまり犬があまり許容力のない時期)邪魔をしてはいけない事を学ばねばなりません。犬の年齢に関係なく、無闇にからかう事を許してはいけません。遅かれ早かれ犬は反抗するでしょうし、事によると噛みついて報復するでしょう。子供にはたとえ悪気がないとしても、犬は虐められていると感じるかもしれません。

犬に子供と共に行動する方法を教えなくてはいけません。食べ物が欲しいからといって飛び上がって食べ物を盗んだりしても、何の得にもならない事、いかなる反社会的な振る舞いもしてはいけない事を、教えなくてはいけません。子供は犬を散歩に連れて行きたがるでしょうが、大人の同伴がない場合は許可すべきではありません。

ダルメシアンと子供たち双方が一緒にどう振る舞うべきかを教われば、彼らは非常に素晴らしいパートナーシップを生み出します。どちらかが片方に害を与えるような状況を引き起こさせない、十分に注意してください。


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最初の数週間

食事に関して

適した餌をあげる習慣をつける事は、仔犬と家庭双方にとって大変重要です。これは早い時期から習慣づけ、あなたの犬の生涯において、極力変更することなく堅く守られるべきです。

あなたの仔犬が7週、もしくは8週齢であれば、1日当り4回の食事が必要です:これは成長によって変わっていきます。それぞれ仔犬によって違いがあるので、正確な数量を定める事が出来ない間は、以下の習慣がほとんどの家族に適合し、あまり差がないかと思います。

乳離れをさせる16週齢まで(1日4回の食事)

仔犬の胃は未発達なので一度にたくさんの量を消化できません。1日の食事総量を4回に分けてあげるようにしましょう。

朝食とおやつタイム:私は手作りの食事を好みますが、食事回数を減らすときには、その食事内容を変える必要はありません。どちらか、もしくは混合したものでも構いません。基本食です。

1.良質の牛か鶏ミンチを混ぜた離乳食。肉は生でも加熱したものでも構いません。私は丸鶏でスープをとり、そのスープで米、パスタ、人参、キャベツなどの野菜を煮てから、鶏の身をほぐしたものを混ぜています。これは成犬になっても変わりません。

2.仔犬用ドッグ・フード。缶詰でもドライ・フードでも構いませんが、ドライ・フードをあげるのならお湯に浸けて1時間ほど置いてふやかしてからあげます。初めはメーカーの指示に従った量をあげましょう。そして必要ならあなたの仔犬の食欲に合わせて調整してください。我が家では1と2を混合したものを成犬にもあげています。

昼食と夕食:これらは乳製品を加えます。仔犬が大きくなったら毎日あげる必要はありません。前記の食事に、削ったチーズ、ヨーグルトを加えます。ミルクをあげる場合は必ず全乳にします。そして目玉焼き、スプーン1杯のオリーブオイルも加えます。(オリーブオイルは毛質を整えます)

あなたが高品質でバランスのとれた食事を与えているなら、サプリメントを与える必要はありません。特に市販のドッグ・フードを与えている場合、それらは仔犬に必要なものを満たすべくバランスが取られています。もしサプリメントが必要だと感じるなら、良質のカルシウム粉(骨粉)を週に一度か、多くても2度、食事に混ぜてあげましょう。決してたくさんのサプリメント(特に肝油、カルシウムなど)を与えないでください。仔犬の健康を損なう場合があります。



4ヶ月から6カ月(1日3回の食事)

昼食の乳製品を加えた食事をやめるいい段階だと思います。残り3回の食事はあまり柔らかくする必要はありません。仔犬用ドッグ・フードを使用の場合は硬いままのものと、ふやかしたものを混ぜてあげましょう。


6カ月から(1日2回の食事)

2回の基本食だけで、夕食に乳製品をあげるのをやめる段階です。食事自体がバランスのとれたものであれば、これ以降サプリメントの必要はありません。重要なのは、この段階まではダイエットなどはさせない事です。大きくしないために少ない食事をあげるなどは、絶対にすべきではありません。仔犬の間は太っていても問題はありません。

私はいくつかの理由から、食事は1日2回食を維持するのが良いと思います。
1. 犬が2回、ほぼ同量の食事を摂っているなら、胃の負担から来る胃拡張の危険を減らせます。
2. あなたの犬が太りすぎ、もしくは痩せすぎで、食事の量を変更する必要がある場合、1回分に大きく変化させるのではなく2回分で分けて変更すれば、より簡単ですし、犬は変化に気付きにくいです。

2匹の犬は同じ量の食事を必要とはしません。気温や運動量、そして気質などの要素によって、それぞれの犬の必要量は異なります。あなたの仔犬は週毎に成長し、より多くの食事を必要とするでしょう。その際には2回の基本食の量を増加させましょう。

もしあなたの仔犬がいつも食事を残すなら、余分な量を与え過ぎています。逆に食べ終わってもまだ食べ物を探し続けているようなら、もう少し必要でしょう。理想としては、仔犬は自分のお皿を毎食綺麗に残さず食べるべきです。食事の量が適切かどうかは、便の様子を見て判断しましょう。食べすぎで消化不良なら軟便、少ないようなら硬い便です。

いつでも新鮮な水が飲めるようにして置く事を、忘れないでください。
仔犬には甘いものをあまりあげるべきではありません。ちゃんと食事コントロールをする方が、消化器系の病気や悪習の予防になります。


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トイレのしつけ

ダルメシアンは概してとても清潔な犬種で、通常トイレのしつけは簡単です。しかし急いではいけません。飼い主は気長に訓練に付き合うべきです。仔犬が初めて家に来た時、もし仔犬がカーペットや床に粗相をしても叱ってはいけません。あなたの仔犬はそれが悪いことだと、まだ知らないのです。仔犬は本能的に自分のベッドを汚さないようにと考えていますが、それはあくまでも仔犬の知識内のこと。家の中すべてが彼のベッドのようなものである事を、あなたは仔犬に教えなくてはいけません。

小さな仔犬は膀胱の容量が大きくないので、日中は頻繁に空にしなくてはなりません。仔犬が眠っている時、特に夜は、膀胱は頻繁に空にする必要がありません。仔犬が目覚めたらすぐに、食事や水を飲んだらすぐに、特に仔犬がしゃがみ始めたり、あるいは何か匂いを嗅いでいるようだったり、くるくる輪を描きだしたら、すぐに庭や外に連れていく事からトレーニングを始めましょう。日中はある程度の間隔をおいて繰り返しましょう。

flama.jpg庭の特定の場所をトイレに使わせる場合は、いつもそこへ連れて行きましょう。トイレとして使用したい区域が庭にある場合は、毎回その場所に連れて行きましょう。トレーニングのもっとも重要な部分は、あなたが仔犬の傍にずっとついていてやることです。そして仔犬の聞き取りやすい指示後(家族みんなで統一することが大事)、例えば「ワンツー・ワンツー」「ピピ・ピピ」といった言葉で励ましてあげましょう。初めのうち仔犬は訳が分からないでしょうが、少しずつあなたの言葉と自分の行為との関係が分かってきます。うまくいった時はちゃんと褒めてあげましょう。

通常、幼犬は食事のすぐ後に排便します。あなたが仔犬を一人で外に出すと、仔犬は中に戻ろうとするか、庭を探検しようとして、自分が何のために外に出されたのか、仔犬には理解できないでしょう。仔犬がすぐに用を足すとは限りませんから、どんな天候であっても、常にあなたは仔犬の傍にいて我慢強く待たなければいけません。

仔犬が家の中で失敗をしても、決して大声で叱ったり罰を与えたりしないように。仔犬はどうして罰せられたのか理解できません。叱られると排せつしたこと自体を悪い事と考えてしまいます。粗相した現場を見つけたら、非常に厳しい声で「NO」とだけ言ってください、そして素早く外へ連れ出しましょう。

もしあなたが仔犬用にクレートを使うと決めたなら、仔犬がベッドの区域で排せつするのは渋々なので、トイレのしつけはもう少し簡単にしましょう。夜、もしくはあなたが長時間仔犬を置いていかなければならない時は、クレートの片側にペットシーツや新聞紙を切ったものを置いていきましょう。幼犬は一日のうちの長時間を閉じ込めておくべきではありませんし、-長くても30分から45分-、そして基本的にはクレートの外で排せつすべきです。長い間閉じ込められたせいで、やむを得ずクレートの中で用を足すのです。それは全く彼のせいではありません。

多くのブリーダーが仔犬たちの眠っている場所の周辺に、掃除が簡単なように広げた新聞紙を使用しています。仔犬は通常、紙のある方へ行きながら排せつするので、あなたが紙を扉側の床に敷いておけば、仔犬は自分のベッドより遠くで排せつするでしょう。仔犬が成長して我慢が出来るようになってきたら、紙を置く範囲を狭めましょう。そして最終的には外へと誘導しましょう。

夜眠っている時の仔犬は頻繁に用を足す必要はありませんが、まずあなたの仔犬が夜じゅう排せつせずにいられるのは不可能でしょう。仔犬が成長すると、乾くまで待つこともできるようになるので、もし朝トイレが汚れていても我慢強く接してください。出来れば朝片づける際に、まずは仔犬を最初に外に出してあげましょう。

何だかとても複雑に感じるかもしれませんが、あなたが中にいる仔犬を注意深く観察する習慣を身に付けさえすれば、通常1週間か2週間(もう少しかかる場合もあります)でダルメシアンの仔犬のトイレのしつけは完了します。その後でも日中に粗相をする事がありますが、これは仔犬が外へ出られなかったか、もしくはあなたが仔犬が出たがっていたのに気が付かなかったからです。最初の数週間のキーワードは“警戒”です。

もしあなたの仔犬が常に年長犬と一緒なら、ほとんどの場合、仔犬は年長犬の後から外へ出て、やがて何をすべきか学んでいる事に気が付くでしょう。しかしながら、“年長犬”が「もし仔犬が中で用を済ます事が出来るのなら、自分も構わないだろう“といった態度をとる場合がありますが、年長犬にはそう言う振る舞いは、決して許されないと分からせましょう。


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ワクチン接種

新しいお友達は10ヶ月.jpg3回目のワクチンが終わったら、待ちに待った公園デビュー!仔犬は生まれた時に母親の初乳を飲んで、移行抗体という免疫をもらい、生まれてすぐの数週間は数多くの病気から保護されています。仔犬が2,3ヶ月まではこの免疫が有効ですが、免疫力がなくなってくると様々な伝染病に罹りやすくなります。ですからこの時期にワクチン接種に切り替える必要があります。

ワクチン接種のプログラムに関してはあなたの獣医師に相談してください。彼はあなたの区域における最も危険な病気は何かを良く認識し、また仔犬がどの段階でどのような接種をすべきかが分かっています。通常、母親からの免疫がなくなる生後60-70日前後に1回目のワクチンを接種し、90-100日前後に2回目(ここまではブリーダーの下で行われている筈です)、120日前後に3回目のワクチンを接種します。

仔犬がこの3回目のワクチン接種を受けるまでは、感染のリスクを冒してはいけません。仔犬はあなたの家の庭だけか、もしくは他の犬が来ないと分かっている場所でしか遊ばせてはいけません。ワクチン接種プログラムが終了するまでは、公共の場に連れだすのは止めましょう。

ワクチンを接種して出来る免疫の効果は1年ほどなので、免疫を持続させるためには、毎年1回を目安にワクチン接種を続ける必要があります。獣医師のアドバイスに従ってください。

ワクチン接種後1週間ほどは、他の犬との接触は避け、シャンプーも控えましょう。

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社会性

ワクチン接種が完全に終わる前に、仔犬を公共の場に連れだす事は出来ませんが、あなたのダルメシアンを社交的にする最初のステップに、まず取り掛かりましょう。仔犬に家に見えたお客さまに挨拶をさせ、お相手をさせましょう。見知らない人からいきなり挨拶されるのではなく、まず仔犬から先にコンタクトを取らせてください。

様々な家電製品の存在を教えてください。電気掃除機や洗濯機のような家電の動きや雑音は、まったく恐れる必要がない事を教えましょう。音楽やトークショウなど賑やかなのと静かなもの、異なったプログラムでラジオを掛けましょう。

仔犬をドライブに連れて行きましょう。まずはお出かけに慣れさせるためなので、それは短いもので構いません、家から車に乗せて戻ってくるだけでもいいのです。犬を飼っていない、もしくは完全に予防接種の済んでいる犬を飼っている、友人や家族がいれば連れて行く事が出来ます。あなたのダルメシアンが小さな間は抱いたまま、地面には下ろさずに他の犬と接触させましょう。こうして少しずつ外へ連れ出すと、交通の音や光景にも慣れて行きます。

coco1.jpg社会性は早くから行うべきトレーニングの要所です。このダルメシアンは仔犬の時から飼いネコを受け入れる事を教えられました。新しい状況に仔犬を触れさせる時には、優しく声を掛け撫でてあげて、何も恐れる事はないのだという事を教えてあげましょう。7-12週齢の間に出来るだけ多くの新しいものを、仔犬に見せてあげるようにしましょう。この時期は仔犬が急激にいろいろな事を学ぶ、大変重要な段階です。この大事な時期に隔離された仔犬は、大きくなってからも新しい状況に不安を抱き、怖がりになってしまいかねません。

8-11週齢の間に仔犬を脅えさせないよう、特に注意しなければいけません。急な動きや、やかましい音、または手荒な扱い方などで、この時期に受けた精神的、肉体的なトラウマは後々にまで大きく影響します。この傷つきやすい時期には、どんなトラウマも乗り越えられるように精いっぱい抱きしめて可愛がってあげましょう。例えば、初めての注射の為に診察に行くとき、仔犬が獣医師や注射を怖がっていないか確かめましょう。何かご褒美をあげたり精いっぱい褒めてあげたりして、仔犬が獣医師を嫌がらないよう手助けをしないと、あなたはこの先ずっと、獣医に行くことを嫌がる犬を飼う事になってしまいます。

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運動

幼犬にはあまりに多くの運動は必要ではないし、させるべきではないという事を覚えておいてください。あなたの仔犬がリードに慣れ始めたら、短い散歩で十分です。仔犬が成長して彼の訓練がもっと信頼できるようになってきたら、もう少し長い散歩と、しばらく自由に走らせてやる事が出来ます。あまりに激しい運動は、成長期の骨と関節を痛め、将来問題を引き起こしかねません。